ここではBCP対策の概要とBCP対策に関連するホワイトペーパーの事例などを紹介しています。
BCPは「Business Continuity Plan」の略語です。日本語訳は「事業継続計画」です。簡単に説明すると、自然災害や人的災害などによりもたらされる被害をできる限り小さくして事業を継続できるようにする計画といえるでしょう。企業が検討しておくべきリスクマネジメントのひとつと考えられます。
BCPは「東日本大震災」がきっかけとなり注目を集めました(国内において)。NTTコムリサーチが実施した調査によると、2019年時点におけるBCP対策策定済企業の割合は43.5%(策定中を含めると64.9%)です。この調査では、東日本大震災後に策定済企業の割合が増えたことも示されています。
参照元:株式会社NTTデータ経営研究所公式HP(https://www.nttdata-strategy.com/knowledge/ncom-survay/190308/)
ホワイトペーパーの基本的な構成は次の通りです。
本題の内容はケースにより異なります。事例や調査レポートの紹介などが考えられるでしょう。例えば、自社のBPC対策を紹介するのであれば、リスクの分析・評価、復旧目標・導入している対策などが考えられるでしょう。この場合の目的は、自社サービスの備えを明らかにすることになります。
主なターゲットは、自社サービスの利用を検討している担当者あるいはBPC対策の導入を検討している担当者です。後者の場合、事例や調査レポートなどを紹介してソリューションとして自社のサービスを提案することになります。例えば、問い合わせ対応業務が災害時に機能しなくなった事例を紹介して自動応答システムを紹介するなどが考えられます。ホワイトペーパーは、リードジェネレーションなどに役立ちます。
BCP対策を目的にホワイトペーパーを作成する場合、ターゲットと目的を明確にしておく必要があります。自社サービスの利用を検討している担当者とBPC対策の導入を検討している担当者では提供するべき情報が異なるためです。前者は自社の取り組みを主に、後者は災害の事例や調査レポートなどを主に掲載する必要があります。
「リスク対策.com」で編集長を務める中澤幸介氏の見解を交えて、BCP対策の実例、策定のポイントを解説しているホワイトペーパーです。3社の実例を通してBCP対策を学べます。
参照元:docomo business公式HP(https://www.ntt.com/bizon/white-paper.html)
医療機関・企業・公共機関向けにパッケージ製品やシステム構築を提供している事業者です。東日本大震災から10年を機に、ホワイトペーパーを公開しています。内容は、同社の安否確認サービスを利用している4社を対象にヒアリングを実施してまとめた震災当時の状況や防災・BCP対策に関する取り組みなどです。災害対策・BCP対策の再構築などに活用できます。
参照元:インフォコム株式会社公式HP(https://qeee.jp/magazine/articles/16121)
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